あすは休みだ

郵政民営化法案が衆院を通過して以降あまりテレビを見る機会がなく、情報にうとくなっているが、しかし郵政が民営化するというのに庶民の方はよく黙っていられるなあと関心してしまう。これは郵便局が民営化するというだけの問題にとどまらず、自分たちの国の国債や年金に関わる重大な問題だというのに、マスコミが隠蔽(?)しているのかどうか、もしくは不勉強なのか知らないが、マスコミがその点についてまったく触れないため、まったくといっていいほど関心を払ってもらえない。
 思えばマスコミはなんでもおもしろおかしく矮小化して、肝心の問題をほったらかしにしてきた。アメリカがビル・クリントン時代に金持ち層に大増税をしてせっせと政府のお金を貯めてベビー・ブーマーの退職にそなえていた間、日本のマスコミはやれ規制緩和万歳、新自由主義万歳といって年金の空洞化に一役買った。もちろん社保庁の人間の腐敗は許せないが、マスコミは果たして正義の味方ヅラをする権利があるのか?今の一連の世の中の動きは間違いなく庶民にとってマイナスをもたらすだろう。そしてその結果をマスコミはもちろん「自己責任でしょう」といって知らん顔をするだろう。と役人がいっても説得力ないか・・。

http://d.hatena.ne.jp/nosem/20050707
 いやはやnosemさんの日記をみて、僕も修士の一時期はいい研究さえしていればなんとかなると信じていた時期があったなあと思い出した。しかし修士の2年ですでにドイツ文学の世界は所詮本人の実力よりも指導教官の政治力やコネ、運に左右されるという場所ということを骨身にしみるほど知らされてしまい、いちおう博士の試験は受けたけどその前にすでに公務員試験の勉強を開始していたわけですよ。もちろん自分の能力に限界を感じていたからというのもありますけど・・・・。運良く(?)一回の試験で公務員に採用されたからいいけど、留学のための奨学金の試験は6回受けて6戦全敗のときは完全にくさってましたね。
nosemさんにはただ頭の下がる思いである。