大学院(文系限定)に進むにあたって必読の書

okagou2005-05-25

 タイトルからして大学院生にとって共通教養の書のように思われそうだが、実際はただ単に大学院に進学しようとしている学部4年生および大学院修士の人間がこの本を読んでそれでも大学院に残りたいと思うかどうかの踏み絵にすぎない。
森永卓郎
『年収300万時代を生き抜く経済学』(光文社)
『続年収300万時代を生き抜く経済学』(光文社)
『B」で生きる経済学』 (中公新書ラクレ
 言っている内容はどれも似たような内容で、どれかひとつを読めばそれで十分である。少々乱暴で大げさな部分もあるけど、だいたいのことは事実といって差し支えないだろう。
少なくとも自分が見ている限りでは、彼が主張しているとおりの状況になっているといえる。自分もそうだったけどこの本を読んで現実を認識して、かつ自分の能力に限界を感じている人は、早く社会復帰(退院)したほうがいいだろう。逆にこの本を読んでもなお清貧に甘んずる覚悟で好きな研究に打ち込みたいと思う人は本物だと思う。そういった人にこそ研究にうちこんで立派な成果をあげてもらいたいものである。
 ちなみにstalemateさんが読んだらどんな感想を抱くのだろうか?
 それからnosemさんは読んじゃだめですよ〜(うそ)

P.S.
 森永卓郎さんへ 表紙に自分の顔のアップを載せるのはちょっと・・・・