昨今の新自由主義的な風潮、そしてそれを農村部の人やフリーターたちがそれを何であるかを理解もせずに支持する状況には正直言ってうんざりする。大学時代にも新自由主義的な「改革」にさんざんいやな思いをし、そしてそれが自分たちにとって何を意味するか理解できずに歓迎してきた教官や院生に閉口してきたが、もうそれが社会全体に拡大しつつある。10年近くも付き合ってきたのだが、もう新自由主義には付き合いたくない。昔はそれなりにお金を稼いで貯めたら、ドイツかオーストリアの方にでも留学したいと考えていたけど、ドイツもだんだんとネオ・りべのほうに近づきつつあるから、その思いもだんだんしぼみつつある。ドイツのほうのアカデミズムも惨憺たる状況だと聞いているので・・・・(たとえばテュービンゲン大学では宗教哲学講座をつぶして理系の講座に変えようとしたりということが行われていたりなど)。とはいっても社会福祉セーフティネットの面からいえば今のドイツからみても、日本は非常にネオ・りべなんでしょうけどね。向こうで日本語教師やりながら働けたらいいんだけどなあ。