こどもの日

13：20
　某映画館にて『運命を分けたザイル』というドキュメンタリー（？）映画を見た。一緒に登った仲間が足を骨折し、その友人と一緒に下山を試みるも失敗し、仲間と自分をつなぐザイルを切断しなければ自分と仲間両方が死ぬという状況と、仕方なくザイルを切ったシーンにはショックを受けた。またザイルを切られたほうの仲間が骨折した足を引きずりながら下山する姿は迫力満点であった。ただ高所恐怖症の人にはお勧めできません。

映画『運命を分けたザイル』
http://unmei-zairu.com/

18：00
　Amazon.jpのHPをネットサーフィンしていたらヴィスコンティの『山猫』のDVDが6/25に販売されるという情報を知った。去年の年末に某映画館で一度見てAmazon.deでドイツ語字幕のDVDを買ったんだけど、ぜひ買いたいと思い他に何かいいものがないかとさらにネットサーフィンする。

　映画のほうの『山猫』はサリーナ公爵を演ずるバート・ランカスターの美しさが際立つが、原作のほうではむしろドンナ・フガータの村長ドン・カロジェロ（映画ではパオロ・ストッパという俳優が演じている）の卑しさ、サリーナ公爵がドン・カロジェロに取って代わられる点が際立っていた。ドイツにおいて古いヨーロッパの崩壊をうまく描いたのがトーマス・マンならイタリアのそれはランペドゥーサであるのは間違いないと思う。
　どちらも見て損はないのでぜひご覧あれ。
　映画『山猫』（主演　バート・ランカスター　クラウディア・カルディナーレ
　　　　　　　　　アラン・ドロン　1963）
山猫【イタリア語・完全復元版】　　
　小説　『山猫』（原作　ジュゼッペ・トマージ・ディ・ランペドゥーサ）
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4309462499/qid1115285452/sr1-12/refsr_1_2_12/250-3793146-2756229