家族政策シンポジウム

 自分は日本ドイツ学会なるところに準会員として所属しているが(これが自分が独文時代から引きずっている数少ない事柄のひとつ)、そこから「少子高齢化と家族のための総合政策」というタイトルの国際シンポジウムの案内が来た。
http://www.doitsu-nen.jp/VER_JA.php?ID=3129
 直接的にはどう役だつかはわからないけど、興味深いテーマを扱っているのでぜひ参加してみようと思う。ひょっとしたら少子高齢化対策の部署に配属されることもありうるしね。税法等の家族政策次第でいろいろ家族のあり方も変わることがあるから、いろいろ勉強してみたいですなあ。

ノキアの携帯失敗?

 今年の年初めの初買いでNOKIAの702NKⅡを買った。というのも前の端末があまりにも使い勝手が悪く、買って一年経過したら速攻で買おうと心に決めていたのと、いつか海外に行ったとき(なかなか実現しませんね、これが)そのまま使える携帯というのがほしいと思い購入した。非常に使い勝手がよく、携帯の端末でははじめていいもの買いしたなと実感できる代物だった。しかしその満足感も今日までだった。職場の団体保険加入者に対して生保会社から粗品をもらったのだが、それが手動で携帯の充電ができる機械だった(地震の時に重宝するらしい)。さっそく試してみようと思い、NOKIAの端末につけようとしたがどこにもつなげることができない。他の人たちは国産の端末なのでつけることができたのだが、僕のだけはつなぐことかなわず、あえなく撃沈。隣の先輩のきついひとこと「かっこつけようとするとそうなるんだな」はいそのとおりです(涙)。でもたいしたこじゃないのでどうでもいいです(強がり)。

僕もやってみました>エゴグラム

nosemさんのblogで見つけたのだが興味深かったのでやってみた
http://www.egogram-f.jp/seikaku/index.htm
診断結果はこちらです
エゴグラムによるあなたの性格診断結果

性格
バランス感覚の優れた性格です。世渡りの名人と云った風が有り、万事に波風を立てない術を心得て居ると云うべきでしょう。合理的で冷静な分析判断に長けて居り、人間としての面白味に欠ける点が有ると云えばあるかもしれません。貴方の場合には、羽目を外す必要の有る場合でも、良く考えて見ると馬鹿馬鹿しくなって、諧謔(おどけ)たり、イイ子ぶったり、居丈高になったり、と云う芸を見せられないタイプなのです。言わばそれが、貴方の長所でも有れば、短所でも有る訳で、一時、流行語になった「役者やのう…」と云う言葉には、殆ど縁の無いタイプと云う事になります。

恋愛・結婚
恋人や配偶者を選ぶ場合、先ず自分と相手の釣り合いを第一に考えるタイプです。環境の釣り合い、性格の釣り合い、容姿の釣り合い、を慎重に考えて是非を決めるでしょう。そういう様な訳ですから結婚の失敗は、比較的少ないタイプです。結婚後は当分の間、甘さと優しさを先ず前面に押し出して行く方が良いでしょう。

職業適性
一般的な職業には何にでも適性が有ります。警察官、刑務官、カウンセラー、宗教家、等特殊な仕事には向いていません。又、芸能、芸術、文芸などの分野についても、はてな?、と首を傾けざるを得ないような所が有ります。とにかく、一般的で常識的な職業に、最も適性のある事は疑い有りません。

対人関係
特別な注意を払わなくても円滑な人間関係を保って行く事には、不自由を感じないタイプです。但し、それはあくまでも、極く一般的な乾いた人間関係を作り、持続して行く為の、と云う注釈付で有って、それ以上の深い人間関係については、むしろ苦手とするタイプかも知れません。云うなれば、演歌や浪花節に出て来るような人間関係には、余り縁の無いタイプなのです。
うーんやはり学者(人文系)を志望したのは間違いだったのかな?

竹内洋『教養主義の没落』

  • 竹内洋先生の『丸山眞男の時代』が非常に面白かったので、ついでに同じ中公新書の『教養主義の没落』を買って読んでみた。いちおうドイツ文学に在籍していた私にとって教養主義はそれなり縁深いもの(と思い込んでいる)なのでむさぼるように夢中になって読んだが、やはり大学がレジャーランド化、大衆化してしまえば、当然大学生=エリートという図式が成り立たなくなり、そしてエリートに不可欠だった教養を維持するのは不可能になってくるということなんですね。しかしその過程で丸山眞男吉本隆明石原慎太郎ビートたけしを絡めるというのは着眼点がすばらしいの一言に尽きます。うーん教育社会学結構面白いなあ。
  • 今の日本では年金移民というのが最近出ているらしい。

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060103k0000m040008000c.html
実は僕もスロバキアへの年金移民を考えていたわけですよ。というのもスロバキアでは月600ユーロがあれば平均的な暮らしができる物価の安い国で、かつ英語とドイツ語ができれば何とか暮らしていける国なんです。お隣のチェコは不動産事情が芳しくないのでちょっとパスしたいです。しかし上の記事にもあるように認知症になったりしたら国外追放ですからね・・・・。ていうか30数年後のスロバキアが今のままである保証はどこにもないということにまず気がつかねばならないわけですね・・・。反省。

今日で2006年

  • 今年の年末年始は親族に不幸があったのでもちを食べて雑煮を食べて終わりである。親戚まわりも何もないので退屈といえば退屈だが、まあ疲れを取るには最高かも。昨日は大晦日恒例のオペレッタ『こうもり』(ウィーンでは毎年大晦日に公演する)をDVDで鑑賞して年を過ごした。いやはや大晦日の本場で『こうもり』を見れる日はいつになったら来るのかな?
  • 元旦はヴィスコンティの『山猫』をDVDで見た。去年の今頃にデジタル版でリヴァイヴァルになったものを映画館で見たけど、いつ見てもこの映画は素晴らしいの一言につきる名作です。この映画をみてアラン・ドロンが好きになってしまい、去年ドロンが主役のDVDいくつか買ってしまいましたなあ。今年もたくさん買おう。

今日で御用納め

 いやはや今日で仕事も御用納めとなりました。明日から6連休です。明日は携帯の機種交換をして大掃除手伝って、あとは今までなかなかできなかったことに取り組みたいと思っています。

三浦淳先生のHPで紹介があった竹内洋氏の 『丸山眞男の時代――大学・知識人・ジャーナリズム』を読む機会があったので。読んでみたが丸山眞男の「超国家主義とその論理」等で触れられていた亜流インテリへの嫌悪感の背景(在野知識人のアカデミズム知識人に対するやっかみじみた攻撃)などを、ブルデュー社会学を交えてわかりやすく丁寧に解説していた。あまり重要ではないのかもしれないが私には藤原弘達氏が丸山眞男から離反していった過程についての記述が非常に印象的だった。それにしても竹内洋氏はいい仕事をしていますね〜。

あと3日

  • 今年もあと3日という意味ではなく、今年の出勤日があと3日という意味である。だいたいの仕事はかたづいた(はず)ので、あとはつづがなく過ごせればそれで終わりである。しかしまあ大変な一年だったな(いろんな意味で)。
  • 今年のM1グランプリは応援していた麒麟がファイナルまで進んだものの、グランプリを取れなかった。最後のやつは確かに出来が悪かった・・・。
  • 昨日は暇だったのでトルクァート・タッソーの「アミンタ」を読んだ。愛の神アモールの放った矢によってニンフのシルヴィアに恋した牧人アミンタが紆余曲折のすえシルヴィアと結ばれるという話だ。しかし一番重要なのは本筋よりもエピローグで美の神ヴェーネレが語っていたアモールに関する言葉だろう。「ああ、愚か者よ、ああ狂える者よ、愛神を隠しておくつもりなのね。でも、たちまち出てきてしまうですよ、舌先から、目元から、いくつものあからさまな証となって(中略)やがてあなたたちに降りかかる運命は、懐に蛇を隠したつもりでいる者にふりかかるのと、同じものなのですよ、つまり悲鳴をあげ、血を流して、ついには露にしてしまうのです。」どんなに隠そうとしても出てくるから色恋っていうんですね、はい。
  • http://d.hatena.ne.jp/nosem/20051225

学部生と院生とポスドクの違い・・・独文の場合
うーん、重い内容だ・・・・。今度書きます。